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翻訳56

翻訳56 内田(神楽坂)打ち合わせ済 ゲラ了
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翻訳55

翻訳55

棗の種2

枣の種

枣の種

萧乾

国に旅立つ前に、幼なじみの同級生である友人から国際郵便で手紙が届いた。そこには、繰り返し何度もナツメの実の果核を生のままで何個か一緒に持ってきてほしいと書いてあった。荷物の場所ふさぎになるわけでもないが、何のために使うのかそれはわからなかった。

フィラデルフィアから出発する前に、私は彼女に電話をした。駅に降りると、彼女はすでに迎えに来てくれていた。
 掐指一算すれば、お互いに別れてから半世紀が経っている。みんなすでに人生の晩年である。 再会の喜びに抱き合って挨拶した後で、彼女は切実な表情で私に訊ねた。
「例のあれ、持ってきてくれた?」
私は手早くバッグの中から例のナツメの果核を取り出した。彼女はそれを手のひらに載せて受け取ったが、その様子はまるで貴重な真珠か瑪瑙でも手に取るようだった。彼女の動作は、あの頃の调皮劲で飛び跳ねていた純情な少女と何ひとつ変わっていなかった。
私はそのナツメの種をどうするのかと聞いてみたが、彼女はそれをポケットにしまい込みながら、謎めかすような表情で言った。
「ちょっと待ってたら、いずれ分かるわよ」
フィラデルフィアはまことに美しい街だった。車が動き出してから、私たちはずっと上ったり下りたりの坂道を走ったが、街全体は鮮やかな紅一色の木々で彩られていた。もしここが中国であれば、市の名前にはきっと楓城という名が付けられるにちがいないと思った。いくつか丘と平地を過ぎて、楓の林に向かい合った三階建の小ぶりな建物が見えた。彼女はそれを指差して言った。
「ほら、あそこよ。着いたわ」
車は、芝生の植え込みをぐるっと迂回して、車庫からまだ3、4メートルの所まで来ると、車庫の扉が主人を認識したようで、自動的に口を開いた。 友人はちょっと照れ臭そうに言い訳でもするように言った。この大きな家を買った頃はまだ子どもたちが学校へ行っていたが、いまはみんなそれぞれ独立している。生物化学の研究者である連れ合いは、研究所の中で栄養試験をしている、と。 彼女は私を湖が見える二階の部屋に落ち着かせた後で、私を率いて彼女の秘密の花園の現地調査に案内してくれた。場所はさほど大きくなかったが、各種の植物がよく配置され手入れが行き届いていて均整がとれていた。私たちは籬のそばの長椅子の方へ近づいて行ってそこに腰を下ろした。すぐに彼女が私に訊ねた。 「ここ、ちょっと故郷の味わいがしない?」 彼女の指す方向に促されて、私は石段の両側にある枝垂れ柳は彼女が自分の手で植えたこと、芝生の中央には蓮の池があることなどに注意して見た。彼女は深く感慨深かげな表情で私に言った。

Copyright(C)2017 bingtanghulu

翻訳21

翻訳21 (済)

翻訳24

翻訳24(最終稿ー>倉橋)

翻訳44

翻訳44

翻訳47

翻訳47

毛泽东 1

沁园春・长沙

毛泽东

独立寒秋,湘江北去,橘子洲头。
看万山红遍,层林尽染;漫江碧透,百舸争流。
鹰击长空,鱼翔浅底,万类霜天竞自由。
怅寥廓,问苍茫大地,谁主沉浮?
携来百侣曾游,忆往昔峥嵘岁月稠。
恰同学少年,风华正茂;书生意气,挥斥方遒。
指点江山,激扬文字,粪土当年万户侯。
曾记否,到中流击水,浪遏飞舟!
寒空の秋 湘江の岸辺にひとり佇めば、橘子洲の南端で川は北へと流れる。
見よ、山腹の木々が葉を悉く紅く染め上げて、山々は悉く紅い;
川面は碧く透き通り、舟が流れに逆らいながら争うように逆上る。
鷹は大空を滑空し、魚は浅瀬で銀色に翻る、 命あるものはこの霜天の下で自由に生きているのだ。
天を恨み、広漠たる大地に問う、人の世で浮き沈みを司っているのは誰なのか、と。
かつて多くの友人と集い来てこの地で青春を過ごしたが、 昔を顧みればなみなみならぬ歳月が積み重なる。
私たちは皆若く、花の盛りだった;書生の意気は、奔放でまさに強い。
国事を論じ、文章に激昂し、世の軍閥を罵倒した 友よ、覚えているだろうか、湘江の中ほどで水を撃ち、祖国の回復を誓ったとき 激しい波が飛ぶように速い舟さえ止(とど)めようとしたことを。

挖掘

挖掘

在我手指和大拇指中间
一支粗壮的笔躺着,舒适自在像一支枪。

我的窗下,一个清晰而粗厉的响声
铁铲切进了砾石累累的土地:
我爹在挖土。我向下望
看到花坪间他正使劲的臀部
弯下去,伸上来,二十年来
穿过白薯垄有节奏地俯仰着,
他在挖土。
粗劣的靴子踩在铁铲上,长柄
贴着膝头的内侧有力地撬动,
他把表面一层厚土连根掀起,
把铁铲发亮的一边深深埋下去,
使新薯四散,我们捡在手中,
爱它们又凉又硬的味儿。

说真的,这老头子使铁铲的巧劲
就像他那老头子一样。

我爷爷的土纳的泥沼地
一天挖的泥炭比谁个都多。
有一次我给他送去一瓶牛奶,
用纸团松松地塞住瓶口。他直起腰喝了,马上又干
开了,
利索地把泥炭截短,切开,把土.
撩过肩,为找好泥炭,
一直向下,向下挖掘。
白薯地的冷气,潮湿泥炭地的
咯吱声、咕咕声,铁铲切进活薯根的短促声响
在我头脑中回荡。
但我可没有铁铲像他们那样去干。

在我手指和大拇指中间
那支粗壮的笔躺着。
我要用它去挖掘。


                                                    
                                    

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